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こんばんは。前回のコラムはご覧いただけましたか?
今回は、何かと話題にされる「メタボリックシンドローム」について。
通称、メタボ は内臓脂肪症候群(内臓脂肪型肥満)を意味します。
なぜ内臓脂肪が増えると良くないのでしょう。
皮下脂肪との違いや内臓脂肪を減らす方法についてご紹介します。
<内臓脂肪とは何か?>
体脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪の2種類があります。
内臓脂肪は腹腔内にある、内臓のまわりにつく脂肪です。
目に見えにくいのですが、蓄積するとさまざまな代謝異常を引き起こし、
病気の原因へとつながっていくので、注意が必要なのが内臓脂肪なのです。
<皮下脂肪とは何か?>
皮膚と筋肉の間につく脂肪です。
下腹部やおしり、太ももなどの下半身につきやすいことから、
下半身太り(洋ナシ型)の体型になります。女性に多い肥満タイプです。
脂肪がゆっくり蓄積されるので、減らしにくいといわれています。
内臓脂肪型肥満には当てはまらず、BMIが25以上あって、
お腹のたるみがつかめる人は皮下脂肪型肥満かもしれません。
半年から一年ほどかけてゆっくり体重を落とす必要があります。
【BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)】
<内臓脂肪がつくことによるデメリットとは?>
脂肪というと健康によくないというイメージがありますが、
内臓を衝撃から守ったり、体を動かすエネルギー源になったり
という大切な役割があります。
けれども体が脂肪を蓄えすぎて肥満になると、
病気のリスクが高まるというのも事実です。
特に内臓脂肪が増えすぎると脂質や糖の代謝を助ける
生理活性物質の分泌異常が起こり、生活習慣病などの
リスクを高める一因になります。
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<内臓脂肪を落とすポイント>
比較的落としやすい脂肪である内臓脂肪ですが、
これまでの習慣で蓄積されたものですから、
食習慣と運動習慣を見直す必要があります。
内臓脂肪を落とすための、食事と運動のポイントをご紹介します。
・食事の改善
内臓脂肪が蓄積されるのは、栄養バランスの偏った食事による
エネルギー過多が大きな原因ですから、
まずは日々の食事内容と摂取エネルギー量を見直し、
バランスの良い食事へと改善しましょう。
揚げ物などの脂質が多い食品はなるべく控え、
野菜や豆腐など、低カロリーの食品を積極的にとってください。
・運動の改善
内臓脂肪を減らすためには、脂肪燃焼に効果的な
有酸素運動がおすすめです。
ウォーキングやジョギング、水泳などで長時間、
軽度~中度の負荷をかけて体を動かすことで、内臓脂肪が消費されます。
さらに、無酸素運動である筋トレも取り入れることで、
基礎代謝量がアップし、効率的に内臓脂肪を減らせる体質になります。
生活習慣を見直していつまでも健康的な身体を維持していきましょう。