(※イメージ画像です)
こんにちは。前回のコラムはご覧いただけましたか?
今回は、血液と同じように体中に張り巡らされている『リンパ』について
詳しくご紹介したいと思います。
リンパの流れをよくすると、むくみの改善などの効果があると
いわれていますが、どうしてそのような効果が出るのか
ちょっと気になりますよね?
<そもそもリンパとは?>
リンパが流れるリンパ管は、血管同様全身に網の目のように
張り巡らされています。
リンパ管にはフィルターの役割をする関門のリンパ節があって、
体内に進入した細菌や異物を食い止める役割をしています。
また、血液とは違い、筋肉を動かす事でリンパは流れていきます。
リンパの流れが悪くなると、老廃物や余分な水分が皮膚の下に溜まって
しまい、むくみが生じます。
その他にも肩こりやくすみ、にきび等の肌トラブルを起こしやすく
なってしまいます。
セルライトが増えて肥満体質になりやすくなるともいわれています。
<リンパの流れが悪くなる原因は?>
リンパの流れが悪くなる原因には2つあります。
①弁がないリンパ管がある
皮膚のすぐ下の浅いところを通るリンパ管には逆流を防ぐ弁が
ないため、皮膚や筋肉などを伸び縮みさせてリンパ管を
動かしてあげないと流れが悪くなります。
②リンパ節への圧迫
リンパ節は脇の下や足の付け根、膝の裏など身体のあちこちに
あり、ここが圧迫されるとリンパの流れも滞ってしまいます。
(※イメージ画像です)
<リンパの流れを改善する方法は?>
では、リンパの流れをよくするにはどうしたら良いでしょうか。
今回はむくみなどのトラブルが多い足への対処をお伝えします。
リンパの流れをよくするためには、足の筋肉を動かすなどして、
その力を借りることが重要です。
・歩く
一番効果的な方法です。デスクワークの人など、座っている
時間が長い方は、1時間に1回程度歩くことが最良の予防法に
なります。トイレやお茶汲みなど、少しの時間で良いので
歩く時間を作りましょう。
しかし、せっかく歩いても筋肉の力が弱いと、リンパ管への
ポンプ作用が弱いために十分にリンパが流れません。運動や
ストレッチで、普段から足の筋肉を鍛えることも必要です。
・足先を動かす
椅子に座っていたり立っているときは、足踏みやつま先立ち、
足首をグルグル回す運動を行うと効果的です。
・足を上げる
椅子の上に足を上げたり、横になったときにクッションなどで
足を上げると、重力の力でリンパが流れやすくなります。
・リンパマッサージ
リンパ管は1分間に10回程度わずかに収縮してリンパを流して
います。リンパマッサージを行うと、この動きを活性化する
ことができます。また、マッサージを行ってリンパの流れを
促すと、免疫を司るリンパ球の数が増え、免疫力アップにも
つながるという報告もあります。
リンパマッサージについて興味のある方は、詳しい方法が
本などに載っていますので、参考にしてみてくださいね。
ご自身を振り返って、リンパの流れが悪くなっていると感じる
ことはありませんか?
リンパを流して、むくみなどの症状を予防・改善しましょう。